Plamo5.2 の時に、無線lan 接続方法が分からず、結局、/etc/rc.d/rc.inet1 の if文をコメントアウトして接続していたのですが、あらためて調べてやっと理解できました。
Plamo5.2 の記事はこちらです。
上の記事中の rc.inet1 の設定の流れの
- /proc/cmdline に<wlan>があれば設定開始、なければ有線でつなぐ
ここが間違っています。スクリプトはこうなっています。
if [ -n "`cat /proc/cmdline | grep "\<wlan\>"`" ] ; then ifconfig wlan0 up get_iwlist "" echo "[Access Points]" echo "$iwlist" | nkf -e (略)
このスクリプトの \<
と \>
をエスケープだと思い、/boot/grub/grub.cfg
に <wlan>
と追加していたのですが、grep
の manページをよく読んでみますと、
バックスラッシュ付きの特別な表現
シンボル\<
とシンボル\>
は、それぞれ単語の先頭と末尾の空文字列にマッチするメタ文字です。
とあります。
つまり、前後に文字のない wlan
があれば無線lan の接続を開始するということになりますので、/boot/grub/grub.cfg
の起動パラメータの末尾に wlan
を追記しておけばいいことになります。
(2017/6/20) grub.cfg を直接編集してはいけません。こちらをご覧ください。
linux /boot/vmlinuz-4.3.5-plamo64 root=/dev/sda2 ro vga16 unicon=eucjp vt.default_utf8=0 panic_output=7 wlan
これで rc.inet1
の条件式の中に入ることができ、続いて、
- アクセスポイントをスキャンして表示
/etc/wpa_supplicant.conf
にプリセットされた ssid があれば表示して入力を10秒待つ- ssid が入力されたら、パスフレーズ入力を待つ
- ssid の保存を確認、Yes なら
/etc/wpa_supplicant.conf
に保存 wpa_supplicant -B -c /etc/wpa_supplicant.conf -i wlan0
でアクセスポイントに接続dhclient wlan0
となリ、無線lan での接続完了です。