CMS といいますと WordPress の一人勝ちのように言われますが、WordPress はどちらかといいますとブログシステムから派生したものですので、企業サイトなどの構築には Joomla! のほうが向いているのではないかと思います。
日本語の情報が少ないことがネックになっていますが、エクステンションも豊富ですし開発も活発に行われていますので、CMS の導入を検討されているのなら一度試してみてください。
01Joomla! 4 ロードマップ
安定版の最新バージョンは 3.9.8 で、メジャーバージョンアップの 4.x 系列が現在開発中です。今年2019年中には安定版が公開される予定です。
ロードマップが公開されています。
Release | Schedule |
---|---|
4.0.0 Alpha 9 | 16 May 2019 |
Beta | June 2019 |
RC | To be determined |
Stable | End of 2019 |
02最新の 4.0.0 Alpha 9 をインストールしてみる
ダウンロード
Release Joomla 4.0 Alpha 9 · joomla/joomla-cms · GitHub
ダウンロードしたファイルをWebサーバーのドキュメントルート内に解凍します。サブディレクトリに解凍する場合はあらかじめディレクトリを作成し、そこで解凍しないとファイルやディレクトリが散らかります。解凍したディレクトリにアクセスします。
パーミッションエラーが出ています。
Joomla! をインストールしたディレクトリー以下にWebサーバーがアクセスできるように所有者を変更します。
# chown ウェブサーバーの所有者 -R ディレクトリ
言語は英国英語と米国英語が選択できます。サイト名は自分のサイト名を適当に入れます。
管理者の IDとパスワードとメールアドレスを入れます。
データーベース情報を入力します。
タイプは MySQLi, MySQL(PDO)のどちらか、他にホスト、ユーザー、パスワード、データーベース名を入れます。
インストールが始まります。
インストールが完了した画面です。Customize Installation で言語ファイルとサンプルデータのインストールを選択できますが、日本語言語ファイルは 3.9.8 のものしかありません。インストールしてみれば使えるかも知れません。サンプルデータはなぜかインストールできません。インストール完了後に管理画面からインストールできました。
PHPの設定に関して2つの注意が出ています。php.ini で設定ですが後回しです。
公開サイトの場合は、installation ディレクトリは削除すべきですが、チェック用ですので残しておきます。
Open Admin をクリックしますとログイン画面になります。
管理画面です。
公開サイトのトップ画面です。
サンプルデータをインストールした後のブログページです。
インストールに関しては 3.x 系列と変わっていませんね。
何が変わるのか少しずつみていこうと思います。