家でちょっとした作業に使っている ThinkPad E420 を Windows から Ubuntu に変えて2ヶ月ほどたちます。
結論から言いますと、当たり前ですが使えますね。
気になることとしては、Chrome が時々日本語入力を受け付けなくなったりするなどエラーを起こすことと何日かスリープを繰り返していますとマウスの動きがぎこちなくなるような気がします。まあそんなときは再起動すれば解消しますし、再起動も SSD ってこともありかなり速いですのでストレスにはなりません。
それに、まだ記事にはしていませんが、バッテリー充電のしきい値を設定することもでき、バッテリーの劣化を防ぐこともできています。
で、今回はちょっとしたチェックのために必要な HTTPサーバーの Apache と PHP を入れようと思います。
01apt と apt-get
私、Linux 歴はそこそこ長いのですが、Plamo Linux を愛用してきましたので、Debian 系のパッケージ管理は ubuntu が初めてです。で、パッケージ管理のコマンドに apt と apt-get があることに何だろう?とは思いつつも、まだまだ基本的な作業しかしませんので、まあ同じようなものだろうと適当にすませていました。
この際ということで少し調べてみました。簡単に整理しておきますと、
- Debian のパッケージ管理システムには dpkg(Debian の package ということ)がある
- dpkg のフロントエンドとして APT(Advanced Packaging Tool)が開発された
- APT のコマンドラインベースのフロントエンドとして apt-get が開発された
- (新たにかどうかはわからないが)apt が開発され、現在は apt が推奨されている
というようなことかと思います。
02Apache インストール
でもって、まずは、
$ sudo apt update && sudo apt upgrade
で、パッケージの一覧を更新し、パッケージそのものを更新してみます。
必要ないパッケージがあるので、sudo apt autoremove
しなさいとありましたので、その通りやってみました。
続いて、
$ sudo apt install apache2
問題なく入ります。楽でいいですね。
03Apache を起動してみる
インストールできましたので一度起動してみましょう。
まずはインストールされたバージョンを見てみます。 2.4.27 です。
$ sudo apachectl start
と起動してみましたら、何やらメッセージが出ます。systemctl start apache2
を使えということのようです。ただ、 apache は起動しています。
$ sudo apachectl stop AH00558: apache2: Could not reliably determine the server's fully qualified domain name, using 127.0.1.1. Set the 'ServerName' directive globally to suppress this message
停止してみましたら、何やらメッセージが。これについては、決定的なことではないようですのでまたあらためてということで、とりあえず先に進みます。
あらためて、
$ sudo systemctl start apache2 $ sudo systemctl stop apache2
でチェック、問題ないですね。
04PHP インストール
これも簡単、
$ sudo apt install php libapache2-mod-php
一緒に Apache に組み込むモジュールもインストールします。
PHP 7.1.15 がインストールされました。
05PHP を phpinfo() で確認
Apache のルートディレクトリ /var/www/html
に次の phpinfo.php
をつくり確認してみます。
できましたら、http://localhost/phpinfo.php
にアクセスしてみます。
OKです。LAMP のうち、Mysql 以外は導入できました。
ソースからコンパイルしなくてもいいのは楽ですね。