早速、問題発生です。
設定の続きをと立ち上げてみたところ、起動ログが
eth0: link is not ready
を表示したまま1分ほど停止してしいます。
前回から何も手を加えていません。変わっているのは、ネットへの接続環境が、つまりVAIOくんをネットにつないでいる場所が変わっています。同じフレッツ光なんですが、NTTのルータが違います。それが原因なんでしょうか?
しばらく待つとログインプロンプトになりますので、とりあえずログインしてみます。案の定、IPv4のアドレスが振られていませんので、手動で振ってみましょう。
# ifconfig eth0 192.168.1.100 netmask 255.255.255.0 broadcast 192.168.1.255
ルータへpingも通ります。
DHCPサーバに問題がるのでしょうか? IPv6のアドレスは振られているようですので、IPv6が邪魔をしているのでしょうか? さてどうしたものか? 最終的には手動で振ろうと思っていましたので、これで問題ないのですが、せっかくなので、少し調べてみようと思います。
まずは、IPv6を無効に出来ないかやってみます。
/etc/modprobe.d/plamo-default.conf に alias net-pf-10 off と追加し再起動してみます。
ダメですね。ただ、IPv6は無効になっているようです。
そういえば、IPv6のアドレスは振られていますが、有効なんでしょうか? IPv6についてはよく分かりませんので、いろいろ調べて試してみます。
どうやら、IPv6は、DHCPは使用しないらしく、ルータがあれば自動的にアドレスが振られるらしいです。ルータに ping してみます。
# ping6 ルータのDNSサーバアドレス
通ります。
さて、次は、dhcp関係のスクリプトを調べることにします。
/etc/rc.d/rc.inet1 から /usr/sbin/dhclient を起動しています。/etc/dhclient.conf が設定ファイルで、/sbin/dhclient-script が呼ばれているようです。dhclient-script は、エンドユーザのカスタマイズを意図していないとあります。
dhclient.conf をシンプルに変更してみます。
timeout 60;
retry 60;
reboot 10;
select-timeout 5;
initial-interval 2;
script “/sbin/dhclient-script”;
再起動しなくてもコマンドラインでいけそうです。
# ifconfig eth0 down で停止
# dhclient eth0
やりました! 1,2秒でアドレスを取得したようです。
(2014/04/16追記)結局、上の dhclient.conf の設定はデフォルト値でも問題がないようで、dhclient.conf がなくても稼働するようです。詳しくはマニュアルをどうぞ。